関東大震災の震源「相模トラフ」 高層ビルや橋の揺れ予測し公表へ
内閣府は、関東大震災の震源となった相模トラフ沿いで巨大地震が発生した際に首都圏が受ける「長周期地震動」の影響について、年度内にも高層ビルや橋の揺れ等の想定を公表するとしています。相模トラフ沿いでは、M8.0程度の地震が想定されており、巨大地震発生時の影響予測は南海トラフ地震に次ぐ被害とされ、供用期間が100年経過している橋や高層ビル等の大規模構造物の長期の対策、都心の高層ビル群の耐震対策等が不可欠なものとなっています。「長周期地震動」は、数100km離れた場所にも影響を及ぼす可能性があるため、広域で地震対策の取り組みを着実に進めていくことが求められます。