水害対策に浸水センサー等の配備を強化
国土交通省は水害対策に向けて、河川に近い住宅、電柱等に小型センサーを設置し、河川氾濫や浸水を観測する体制に取り組んでいます。同省は早期の避難情報発信や救助に役立つとし、2023年度から5年間で1万個の配備を目指すとのこと。京都府福知山市では、過去に氾濫被害に遭った地域に設置した浸水センサーが2021年8月豪雨の際に感知し、住民に防災無線で浸水状況を伝え、土のう設置するなど迅速な対応に繋がりました。昨年夏からは浸水が想定される兵庫県加古川市、南あわじ市等、5ヶ所の地域の建物、道路等にセンサーを設置し、浸水状況をリアルタイムで把握する実証実験を開始。水害は激甚化していますが、最新技術の採用で、被害を縮小化していくことは可能と思われます。