富士山の噴火への向き合い方について 「日々の訓練と計画的な備え・準備の充実」を
富士山火山防災対策協議会は先月29日(水)、富士山噴火に備え2014年に策定した避難計画を約10年ぶりに全面改定。その上で山梨県富士山科学研究所の藤井敏嗣所長は、「富士山リスク」への向き合い方について、「誰も経験したことがないので、どのようなことが起こるのかを想像することは難しい。ハザードマップを確認する等自分が普段生活している場所にどのような現象が起こるのかを理解しておくことが大切」として、改定した避難計画を自分の地域に落とし込むことが重要としました。その上で「計画に基づいて訓練を行い、問題点が見つかれば、新たに計画を作り替える。こうしたことを繰り返し、最適解を求めていくことが、富士山という火山と一緒に生きる術」と日々の防災訓練を通して答えを導くことが肝要とし、日々の訓練と備えの充実こそ、富士山噴火に於ける減災につながるとしています。