記録的大雨により、山形県の災害廃棄物189トンに達する/熱中症搬送者 過去最多

● 記録的大雨により、山形県の災害廃棄物189トンに達する
8月5~6日に降った大雨で発生した山形県内の産業廃棄物が、12日現在で計189トンに上ると県が発表しました。県内自治体の産業廃棄物は、戸沢村で約168トン、鮭川村で約21トン。各村では廃棄物の仮置き場が設けられ、12日までにゴ ミの搬出が完了しました。記録的豪雨を受けて、同県は2020年度中に環境省が定める災害廃棄物の処理計画策定を、全市町村に求めており、今後は県内35市町村の担当者を集めた研修会を実施し、策定の後押しをするとしています。

● 熱中症搬送者 過去最多
総務省消防庁は、8月6~12日の1週間の熱中症緊急搬送者数を公表。全国7,000人余りが搬送され、今年の累計搬送者は去年同時期の2倍近い7万8,000人で、過去最多であることを報告しました。熱中症対策は、西日本豪雨で被害を受けた地域で活動するボランティアへの課題でもあり、一部のボランティア受入れ団体は、看護婦の常駐やクーラーが効いた救護用キャンピングカーの用意、ミストファンや扇風機の設置等の対策を講じています。災害時の避難所も含め、熱中症対策も災害時の新たな課題と云えそうです。