気象庁、長周期地震動の発生時に緊急地震速報を発表

気象庁は2022年度後半から、長周期地震動が予測される場合にも緊急地震速報を発表する方針を固めました。同庁によると、新たな仕組みでは長周期地震動が発生する恐れのある地域がある場合、
緊急地震速報と合わせて発表するとのこと。今年3月の宮城県、福島県で最大震度6強を観測した地震では、広い範囲で長周期地震動が観測され、宮城県北部では長周期地震動の階級で1番高い「階級4」が県内で初めて観測されました。高層ビル等では長周期地震動によって家具の転倒やエレベーターの閉じ込め等でも被害が起きる可能性があることから、速報の発表で迅速な防災対応を促すとともに、対策・備えを強化することが求められています。