東京都が「地域防災計画」で弱者対策を推進/補助制度を活用した損壊住居の修繕開始

● 東京都が「地域防災計画」で弱者対策を推進
東京都は19日、震災への備えを定めた「地域防災計画」を5年ぶりに修正。訪日外国人  への情報提供の充実を図るとともに、女性に配慮した避難所の設置や乳児用液体ミルクの  調達も進めるとのこと。ブロック塀の撤去や新設への支援策も盛り込まれました。  同日開催した東京都防災会議で修正案が承認。小池百合子都知事は「災害が想定を上回るようになっており、防災対策の強化を図っていきたい」と述べ、今後も東京都の防災力強化に向けた施策を実施するとしています。

 
● 補助制度を活用した損壊住居の修繕開始
山形県沖を震源とする新潟・山形地震は18日で発生から1カ月が経過。震度6弱を観測し、住宅約760戸が一部損壊等の被害を受けた鶴岡市では、市の補助制度を活用したケースが広がっています。震源に近い同市温海地区で屋根瓦の落下被害が集中した小岩川集落では、瓦屋根修繕費の2割(上限40万円)を補助する鶴岡市の制度を活用した工事が一部で始まっています。市によると、補助制度の申請は3~17日で計74件。同市は地元工事業者の情報を被災者に提供し、補助制度の利用を増やしたい方針です。