山形県等で観測史上最大の雨量を更新し、278世帯が孤立/大規模災害時の帰宅困難者対策に東京都、「認定制度」を導入

【山形県等で観測史上最大の雨量を更新し、278世帯が孤立】
8月5日から6日にかけ、日本海沿岸・内陸部で1時間に100ミリ以上の猛烈な雨が降り、山形地方気象台は記録的短時間大雨情報を発表。県内9地点で24時間雨量が観測史上最大を更新し、鶴岡市や酒田市等、12市町村で延べ4,890戸が停電しました。また最上町や大蔵村、戸沢村では、道路冠水や土砂崩れにより278世帯758人が孤立し、地元消防職員がゴムボートで救助を行いました。7月に発生した西日本豪雨に続き、各地でも大雨による土砂災害・水害への警戒が必要です。
【大規模災害時の帰宅困難者対策に東京都、「認定制度」を導入】
東京都は、帰宅困難者対策として、従業員が一斉に帰宅しないで済むように食料の備蓄などを推進する企業を対象とした「一斉帰宅抑制企業認定制度」を創設しました。認定企業には東京都のHPで紹介され、認定マークを利用できます。認定には3日分の飲料水・食料の備蓄を含む4項目を満たした上で、「優れた取り組み」を実施していることが条件。取引先と連携し、従業員を相互に受け入れる取り組み、などを実施する企業はモデル企業として認定されます。認定制度により、企業の備蓄意識が向上し、大規模災害時の社内待機環境が改善される制度として期待されています。