江戸川区が全国初、大規模水害時の広域避難に補助金支給へ
東京都江戸川区は、河川氾濫の恐れが高まった際、区外の宿泊施設へ自主避難する区民に来年度以降、1泊3,000円の補助金を支給する方針を固めました。荒川と江戸川が同時氾濫した場合、ほぼ全域で浸水被害が想定されており、対策を講じる必要がある中、同区は今年1月近畿日本ツーリストと協定を締結。今後、江戸川区HPに区外約6,000施設を掲載し、避難先の情報として活用を促します。江戸川区民約70万人が広域避難した場合、補助金総額は約63億円に上りますが、同区の災害対策基金で補うとのこと。自宅にとどまり逃げ遅れるといった被害を軽減する狙いがあり、自主避難を実施する区民を増えることが期待されています。