防災とIT技術を組み合わせた政策を進言へ、新たな作業部会結成/災害時の避難所調査で、約半数が「トイレの少なさ」に困った回答

● 防災とIT技術を組み合わせた政策を進言へ、新たな作業部会結成
政府は今月13日、防災とIT(情報技術)を組み合わせた政策を進めるため、内閣府等、関係省庁からなる新たな作業部会の立ち上げを発表。座長に平将明内閣府副大臣が就任し、内閣府の防災部局、内閣官房のIT総合戦略室幹部らで構成。台風や豪雨災害への対応を効率良く的確に実施するため、人工知能(AI)の活用や、インフラの被災状況や避難所等の必要な情報をデジタル化した地図で一元的に確認できるシステム等、IT技術を活用するとのこと。2020年6月の経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)に盛り込めるよう具体案づくりを進めるとしています。

 
● 災害時の避難所調査で、約半数が「トイレの少なさ」に困った回答
総合マーケティング企業が、5年以内に「被災によって避難所へ宿泊した経験がある」全国の20~69歳の男女500人を対象に「災害時避難所」をテーマにアンケートを実施。避難所での生活で困ったことの第一位が「トイレ(297人・59.4%)」との回答。第二位は「清潔でない(37.2%)」と衛生面への不安という結果に。避難所で整えてほしいものについては、第一位が「トイレ(344人・68.8%)」、第二位が「プライバシーの確保(257人・51.4%)」、第三位が「飲料水(240人・48.0%)」の順。激甚被害が増える中、衛生面や飲食面での不安解消が、避難所での環境改善につながる結果となりました。※ 出典:株式会社 ネオマーケティング