西日本豪雨以降、「洪水・豪雨」への危機意識高まる…防災意識調査/川崎市河川無償化へ。新製品開発を加速させる狙い
● 西日本豪雨以降、「洪水・豪雨」への危機意識高まる…防災意識調査
アンケート調査会社マクロミルは全国20~69歳の男女1,000名を対象に「災害や防災に対する調査」を実施。恐れている災害について、95.0%が「地震」、66.9%が「豪雨、洪水」、51.5%が「大規模な火事、爆発」と回答。「豪雨・洪水」は昨年2月調査で50%台だったが、6月の西日本豪雨以降の調査では10%以上上昇し、60%強の状態が続いています。地域別の傾向を見ると、東北・九州地方は「豪雨、洪水」、中国・四国地方では「土砂災害」への警戒が高いとのこと。調査を実施した昨年の7月以降の豪雨が影響したと分析しています。(出典:リセマム)
● 川崎市河川無償化へ。新製品開発を加速させる狙い
神奈川県川崎市は、豪雨による河川氾濫に備えて、水位監視カメラ、測量製品等を開発する企業に対し、市内の河川占用料を無償化します。市によると、対象は市が管理する中小河川等が対象。市が実験の場として河川を提供し、企業側の新製品開発を促すことに加え、開発段階から市のニーズを伝えやすくなります。水位監視カメラを設置することで、リアルタイムで河川の状況を把握でき、適切な浸水対策を提案できるメリットも。担当者は「被害が少ないうちに準備を進め、今後の施策策定に活用したい」としています。