東京都内の自治体 台風19号復旧・対策費用に補正予算計上へ/関東近郊で震度3~4の地震が相次ぐ
● 東京都内の自治体 台風19号復旧・対策費用に補正予算計上へ
台風19号の被害を受けた東京都内の各自治体は、2019年度の補正予算案に施設の復旧費用や今後の台風に備えた対策費用を計上します。八王子市は台風19号関連で、破損した橋や農地を修復するため、21億7,000万円の補正予算を市長の専決処分で支出する異例の措置をとり、調布市は排水路に水位計や監視カメラの設置、浸水被害の模擬実験解析等に6,900万円を計上。狛江市は水位計やポンプ導入を進める等、今後の災害に備える動きを見せています。20年度予算でも対応を迫られる自治体が出てくる等、復旧費用の計上は来年度予算以降になりそうな自治体もあり、今後も気象災害に予算を計上する自治体が増える見込みです。
● 関東近郊で震度3~4の地震が相次ぐ
気象庁によると今月3日と4日、関東で最大震度4、3の揺れを観測する地震が合わせて5回観測、また5日夜も震度3の揺れを観測する地震が発生したと発表。震源地は茨城県北部と南部、栃木県北部の3つに分けられ、このうち茨城県北部と栃木県北部で起きた地震は深さ10kmと陸のプレート内の浅いところで発生した地震とのこと。気象庁はそれぞれの地震の発生場所や深さ、メカニズムが異なるため関連性はないと考えられるとした上で、関東は普段から地震活動が活発で、改めて備えを見直す等、引き続き注意してほしいとしています。