日向灘・南西諸島で巨大地震の恐れ 今後30年長期評価を公表
今月25日(金)、政府の地震調査委員会は、日向灘と南西諸島海溝周辺において、今後30年以内に発生する可能性がある地震の長期評価を公表。M7.0クラス規模の地震が30年以内に同エリアで発生する確率について、宮崎県沖にある日向灘での発生確率を「80%」、沖縄・与那国島周辺は「90%」以上と評価し、高い水準であることを示しました。長期評価の公表は2004年以来18年ぶりで、東日本大震災の発生を受けて再度評価をし直しました。同委員会の平田直委員長(東京大学名誉教授)は、「海底の断層でも地震が起き、津波が来ることを認識してほしい」とのこと。この評価を受けて、西日本エリアでの日頃からの地震への備えを今まで以上に推進すると共に、南海トラフ巨大地震だけでなく、日向灘や南西諸島の地震にも警戒が必要です。