南海トラフ津波被害想定初公表 71市区町村に「26%以上」の高いランク評価/トルコ東部でM6.7の地震が発生

● 南海トラフ津波被害想定初公表 71市区町村に「26%以上」の高いランク評価
地震調査委員会は、南海トラフ沿いで今後30年以内に70%~80%の確率で発生するとされるM8~9クラスの地震を対象に、沿岸の自治体が津波に襲われる確率を計算し、初めて公表。津波の高さを3段階に分け、この内、住宅が流失し始めるとされる3m以上の津波に襲われる確率は、四国、近畿、東海を中心とした71市区町村で最も高いランクの26%以上との評価。平田直委員長は、「30年以内に交通事故で怪我をする確率は約15%。3m以上の津波に襲われる確率が26%以上というのは、高い数値だと捉えて、備えを進めてほしい」としています。

 
● トルコ東部でM6.7の地震が発生
現地時間24日午後8時55分頃、トルコ東部エラズー県を震源とする地震が発生。震源の深さはおよそ10km、M6.8と推定。揺れの大きかった地域では多数の住民に影響が出ており、政府によると70以上の建物が完全に崩壊したほか、900以上が被害を受けたとのこと。トルコでは、2011年東部でM7.1の地震が発生、1999年トルコ西部でM7.6の地震が発生する等、地震でたびたび大きな被害に見舞われています。被災地では4日の地震発生以降、700回以上の
余震が続いており、地元当局は、被害が拡大する恐れがあるとして警戒を強めています。